易経
天行 健 なり。君子 、以 って強 めて息 まず。
運命といものは、止まることがない。立派な人もまた、その人生に休むことがない。
亢竜 、悔 いあり。
頂点まで上りつめ竜には、悔いが生じるものである。
霜 を履 みて、堅氷 至 る。
霜が降りると、やがて厳寒の時がやってくる。
君子 は豹変 し、小人 は面 を革 む。
偉大な人は、絶えず自己の革新をはかるが、凡人は表面のみしか変わらない。
天 を楽 しみ命 を知 る、故 に憂 えず。
自分の運命を喜び、その使命を知れば、悩むことは生じない。
窮 ずれば即 ち変 ず、変 ずれば即 ち通 ず。
限界点まで到達すると、大きな変化が生まれ、新しい道が開ける。