◆ 囲碁の面白さとは
囲碁の面白さの要素は、
- 等しい価値の手が無数に存在すること。
- これらの価値が、選択の順序(関連)によって等価値でなくなること。
- 手が無いと思っていた場所に、
- 手があること。
- 周囲の変化によって手が新たに生まれる。
- 受けなればならないと思っていたけれど、受ける必要がなくなること。
- 遠く離れた戦いの結果であっても、影響すること。
- 相手が受けると思った手が、無効である。
- いい手と教わった手を打っても負ける。
- 空き三角などの、悪手であっても場合によってはいい手になえること。
など、相手が打った手に手抜きしても、予想外の手を打っても、勝てるゲームであることが、大きな魅力になります。
しかし逆にゲームの楽しさが、囲碁が難解であり、強くなることが難しく、正しい手とは一体どのような手であるのわからない、理解しにくいものにしています。
◆ いくら勉強しても強くなられない原因
いくら勉強しても強くなれない。また、囲碁を打つことが嫌になる原因に多くは、自分の打ったミスの手や考え方の間違いに、自分一人で気づけないことがあります。
@ いい手がどうして悪手に変わるのか
逆に
A 悪手であってもどうなるといい手に変化させることができるのか。
この意味がわからないと、ゲームとして楽しさが半減することになり、上達も遅れることになります。
◆ 上達する人は難しい手を打つ。
上達できる人は、中盤における戦いの場面を、極限まで複雑化できる能力があり、逆に難解な変化の場面を単純化して対応できると能力があります。
着手効率は、着手選択の自由度と比例するため、極限まで複雑化でき、その後ゆっくり収束させる(確定させる)ことによって、周囲の状況に最も適応した構想になるのです。
◆ 複雑化とは…
複雑化できる能力とは、確定させない価値、確定を遅らせる価値が打てる力になります。つまり最後の最後まで「形を決めない」という考え方になり、これは
法則 最善の手は、自分から形を先に決めずに相手の手によって、形を選択する。
という考え方になります。
◆ 教えることと知恵と知識と検証
囲碁における能力を上げるには、知識ではなく考える能力と知恵を与えなければなりません。
◆ 何を基準に、次の手を工夫し考えているのか。
囲碁において、考えている基準となるのは、定石の手順でもなく、相手の石を取ることでもなく、地を大きく囲うことでもありません。
そのため、知識としてこれら覚えせることは、悪手を打つ癖を、間違った選択を教えることになります。
◆ 知識と知恵、検証と工夫の違い
- 何を考えて打つのか。
- 棋力の違いとは何か
- 例外テクニック(悪手を咎める)
問題集の95%はこの問題が多い
実戦では現れない。 - 正しい手順を見つける。
必然の高い手と小さい手 - 悪手を打たない。
- 例外テクニック(悪手を咎める)
- 検証とは、(読みとは)
- 悪手にならない。
- 最善手に絞り込む。
- 絡み攻めや見合いの用心
- 取られないための生きの保証。
- 構想とは、(自由性の保持と優位性)
- 重くなっていないか。
- 石が捨てられるか。
- 自分だけが逃げていないか、
- 相手に制約を与えない。
先手、効き筋をあたえない。
効率の悪い手を打たせる
地を囲わせる。
石を取らせる(攻め取り) - 捨て石の活用ができる。
- 封鎖できる。
- 石が取られない。(完全封鎖)
- 相手が後手になる(手抜きできる)
- 封鎖できない。
- 取られても相手ダメが、相手の石が危険なる