囲碁上達への本筋の道

 

囲碁上達においては、2つの異なる探求意識を身につけることが必須条件になります。

その1 「勝負を勝ち切る」という「可能性を見つける」探求意識

その2 「石の流れを作る」という「必然性を見つける」探求意識

 

この2つの探求意識の持続によって、自分の棋力にあった正しい上達の道に出会うことができます。

そしてさらに「自分専用の、その時点の自分の棋力にあった価値体系の羅針盤」が手に入ることになります。

 

この羅針盤の精度は、あなたが上達するにしたがって精密になり、

貴方の棋力に応じた「自分なりの回答を見つける」ことが可能になります。

 

そして、そこで見つかった回答が、

あなたに「新たな発見」を気づかせ、棋力向上を実感させるという作用が生まれます。

この作用によって、「無限の上達」という循環サイクルの扉が開かれることになります。

 

 

 


上達の第一ステップ…..対局の目的と意識

上達の憲法にあたるものが

  「勝ち切る」ために工夫をする

というもっとも基本となる対局意識になります。

   ↓

この憲法の概念を知るためには

「勝敗の確定」と「可能性の減少」と「確定性の増加」

3つの定理に関する基礎知識が必要になります。

    ↓

そしてその定理から生まれる価値基準によって

「形勢判断」「着手効率」

全局的の「定量的で、確率的な制約価値」として理解することが、第一ステップになります。

   

 


上達の第二ステップ.. 石の流れと必然性

上達には刑法にあたる、全て石が厳守すべき条件、

「盤上に打たれた石は、生なければならない」

という絶対条件があります。

  この条件によって、

「着手目的」と「必然性」

   が生まれ、そのことで

    ↓

「構想の制約条件」 

が生まれるとになります。

この結果、生きるという目的達成が大きな価値を持つようになり

「攻める」「守る」「消す」「捨石」

などの着手評価が、生きる価値に関連した必然性の価値として意味をもつことになり

「形勢判断」「着手効率」

での「手入れ」「手抜き」などの一手の価値として意味をもつようになります。