碁の方程式 入門(A)
囲碁には、「公理」や「法則」が存在する。公理1 勝つためには、効率として守る絶対法則がある。【解説】この法則を無視して打っても、強くなることはありません。
があり、打てる場所にも
などがあります。上達するには、その違いを、しっかりとした理由によって判断できることが必要になります。その判断のための基本知識を公理、定理、法則という言葉で説明しています。 ※ここでの公理、定理、法則は数学的に厳密に証明されたものではありませんが、ほとんど事実(常識)として認識可能なものであり、囲碁上達において非常に重要な基礎知識になります。 |
定理2 着手効率には、目的達成スピードの差があり、構想しようとしても、特別な条件を満たさない限り、目的が達成できません。【解説】 石が殺される、取られる場合も数多くありますが、相手の石を取る、殺すという構想は立てられません。
の3つの基本定理があり、いかなる場合でも目的達成のスピード差によって、達成する効率が規定されています。このため、自分の構想によって、準備することなく、相手の石を取ることはできません。
定理1、定理2によって、囲碁の最大のゲーム特性は、「打たれた石は、無条件では絶対に取られない」ことを前提にゲームが成立しています。また、危ない石でも、相手より先に逃げれば、石は絶対に取られることはない。
これらの基本条件によって、ゲームが成立しています。 |
公理2 囲碁での、最善手、先手後手、必然手などの効率はすべて「石の損得」から生まれている。これがゲームとしての、最も基本となる法則になります。つまり、自分の石が取られる、相手の石が取られるというルールによって
などになります。 命題1 相手の石が取れる場合は、どのような場合ですか。【答え】相手の石が取れる場合は、例外であるため、条件が必要であり、2つに限られています。
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命題3 捨石にする方がいい手になる場合があるのですか【答え】あります。例えば
などです。 定理4 勝負手は、取られると負ける石をターゲットにしている。
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