付録20 重要な囲碁用語
【囲碁ゲーム】
【地とは】
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【形勢差とは】
【基本ルール】ゲーム特性に関する主なルールは
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【9つの価値の効率価値】
【3つの基本価値】3つの基本価値には、「確定性」「可能性」「危険性」の3つがある。自由性には、構想の自由性、着手の自由性がある。 【最終価値】最終の価値は、「必然性」と「連続性」いう2つの価値がある。「必然性」が「連続性」になると地の効率が飛躍的に増大します。 |
【石を取る】
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【逃げる】
【攻める】「攻めないと勝てない」という第一法則があります。攻めるとは、相手に構想の制限、着手制限を強制することをいいます。眼形を奪う、生きる空間狭める。分断するなどの動作で、相手の石を活きにくくさせることをいいます。「攻める」動作こそが、基本動作になり、徐々に形勢差が生まれ、これが棋力差になります。 積極的な攻め
などがあります。 |
【守る】守るとは、負ける危険性を減らす動作であり、相手から攻められないよう防止する動作のことです。着手としては「攻める」より効率が悪く、あまり打つべきではありません。 積極的な守り
消極的な守り
【絡み攻め】
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【着手価値】
【地の可能性】
【地の確定率】
【死の危険率】…石が取られる状態
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【確定性】
【勝負の法則】
【構想に関する基本能力】
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理論からみた基本用語の定義(1) 確定地とは確定地とは、「死の確定空間」のことで、完全に生きた石で周囲が囲まれた空点の場所です。この空点に打たれた石は、死石として終局時点で取られることが確定した場所をいう。つまり、相手が生きられない領域の空点または死石の場所をいう。つまり、確定地とは、 盤上に石が存在できない場所が生まれ、この場所を「確定地」と呼ぶ。 (2)「生きた状態」とは囲碁の戦いにおいて、死活に関する知識と能力は、囲碁における基本能力として評価されています。死活の規定では「生きた状態の定義」のみがなされています。生きた状態の判断基準は、眼が2つある状態として定義されています。眼が2つあると、禁じ手部分が2つできるため、石が取られなくなるからです。 |
(3) 「アタリ」の言葉で「生きた状態」を定義する生きた状態の定義を、「アタリ」という言葉を使って定義することをできます。「アタリ」とは、あと一手で石がとれる状態であるため、「アタリ」にすることができなくなった状態を生きた状態と定義できます。厳密にいえば、「生きた状態とは、いくら手抜きしても『アタリ』にできない状態である」と言い換えることができます。またこれを生きていない状態を逆説的にいえば、「手抜きによって『アタリ』になる石は、完全には生きた状態ではない」といえます。 (4)「シチョウ」と「ゲタ」の最終形は「アタリ」の形になる「アタリ」の状態は、基本的には「シチョウ」と「ゲタ」の最後の形として含まれています。「シチョウ」はアタリ、逃げる、あたり、逃げるという動作によって、連続して相手の石を攻めながら取る動作であり、ゲタは、相手の手数が2手以下になるよう「逃げるとダメが詰まるように打ち、最後にアタリして取る手」手をいいます。 (5) 欠け眼の判断は、「アタリ」の有無で判断される欠け目かどうかの判断も、将来「アタリ」になるかどうかの判断によって行なえます。また「追い落とし」や「打って返し」などの手も、やはり「アタリ」の有無が判断が重要な基準になります。 |