構想の基礎知識 まえがき

構想における基礎知識として13の項目の役割りと必要性を説明します。

◇ 3つの基本価値と関連価値

この中でも、「3つの基本価値」と「関連価値」の理解が重要であり、この相互の関係性によって、すべての効率性が生みだされているといえます。

◇ 戦いの優位性の価値

対局中の形勢判断では、「先手」の数や優位性によって断能されるため、「先手後手」そして先手になる必然性から「必然性と連続性」という価値への理解が必要になります。

全局的な構想としては、戦いでの優位性、つまり「次の狙い」の有無が、重要な選択用件になります。

◇ 固定的な制約要件

構想では、場面ごとに大きく状況変化する効率要件ではなく、「目標達成効率」や「空間的な優位性」、「形の効率性」などの囲碁本来の制約要件があります。また中間的な価値としての「厚み、大きく変化する評価値「捨石」「振り変わり」などの知識も。構想において必要になります。