上達する5つの意識

級位者から高段者になるための、絶対必要な意識変化、つまり
対局での上達意識は「手抜き」「先手必勝」の意識から生まれる。

  1. 勝つことより、自分の立てた構想実現を最優先する。
    相手が手を抜いた場合も予想し、自分の目的達成を第一優先に構想する。上手であっても、手を抜いた場合には「取る。殺す。切断する」などによって「断固許さない」という確固たる対局姿勢が上達の必須条件になります。
  2. 相手が上手でも、手抜きには手抜きで対抗する。
     急がない手には、すべて手を抜くこと。上手の手であっても受けてばかりでは、上達できません。「手が抜けない」「手が抜ける」という判断基準をしっかり持って打つと必要です。
  3. 手抜の石は、捨てる戦略を優先さす。
    手抜きした自分の石が攻められた時は、 逃げるより、捨てる戦略が優先する。
  4. 石を取るのではなく、「殺すぞ」と大きく狙う。
    「この石が取れると勝てる。」という明確な判断基準がなければ相手を動かすことはできません。そして、攻めるターゲットをしっかり定め、 徹底して攻めきれないと、強くなれません。
  5. 互いに手抜きの対抗が出きなくなった時に、はじめて戦いが始まる。
    手抜きができず、受けざるをえない状態になった時、そこが最大の争点となります。この最大の争点を意識することで、「必然の一手」という意味がわかるようになります。