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基本原理、公理、定理

【1】基本原理とは…必然の法則がうまれる基本原理について

基本原理1 着手の評価基準は、盤上での石の存在価値が基準になる。
打たれた石が盤上に、存在できなければ評価ができない。
基本原理2 絶対の必然性は、勝敗の確定によって生まれている。
勝敗確定が起きなければ、絶対の必然性かの評価はできない。
基本原理3 勝敗の確定度は、地になる可能性の減少によって確定する。
囲える地の大きさの減少によって、最大基準価値が生まれる。
基本原理4 勝敗の確定度は、石が取れる可能性の減少によって確定する。
すべての石が生きると、囲える地の大きさが最大価値になる。
基本原理5 地になる可能性の減少は、囲える空間の減少から生まれている。
囲える空間の減少は、死活条件に影響を与える。
基本原理6 取れる石数の減少は、生きる確定性への増大から生まれる。
終盤になればなるほど、生きることへの必然性が大きくなる。
基本原理7 必然性は、取られる損失の危険回避によって生まれている。
石が取られる危険性が大きくなればなるほど、生きようとする。
基本原理8 必然性は、負ける可能性の回避行動によって生まれている。
取られる危険性の石数が、小さくても影響するようになる。
基本原理9 必然性は、将来得られる最大期待値によって生まれている。
囲える地の大きさの減少によって、取る重要性の比率が増す。

【2】公理とは…..基本原理を生む公理について

公理1 手順進行によって、地が囲える空間の大きさは減少する。
空間が狭くなるので、当然地が囲えなくなる。
公理2 手順進行によって、石が取られる危険性は増大する。
取られると負ける大事な大石は、はやく生きようとする。
公理3 手順進行によって、盤上の生きた石の存在比率は増加する。
盤上の石は、終局までにはすべて生きなければならない。
公理4 「取る」側の石数の方が、「生きる」側の石数より多く必要である。
取られる石数より、囲って取る石数の方が多い。
公理5 連続して地を囲うことで、地を囲う効率があがる。
連続して地を囲う手が打てると、切断の危険性が低くなる。
公理6 必然性が生まれると、着手の効率があがる。
必然性が生まれると連続性が生まれる可能性も増える。
公理7 地が囲える空間が狭くなると、生きることが困難になる。
囲える地の減少が、地を囲いながら生きる手段を限定している。
公理8 地が囲える可能性の大きさによって、効率差が生まれている。
着手の効率は、地の可能性の広さに大きく影響されている。
公理9 取れる石数の大きさによって、効率差が生まれている。
取られる石数が大きいと、損失も大きく勝てなくなる。

【3】定理とは….一般性のある法則について

◆ 生きる定理

(1)手順進行による可能性減少

手順進行にともなって一定方向に減少する評価値がある。
定理1 「地を囲う可能性の大きさ」は、減少する。
定理2 生きる動作は、地の減少によって困難になる。

(2)死活ルールによる進行方向

死活ルールによって、生きてない石は盤上から取り除かれる。
定理3 すべての石は生きる方向へと、手順が進行する。

(3)場所的な生きる効率の法則

確定地を広げることによって生きる場合の場所的効率差がある。
定理4 生きるためには、場所的な効率差があり、
隅、辺、中央の順番で生きるため石数が多くなる。

(4)「生きる」と「地を囲う」の比例関係の法則

6目以上の確定地ができると生きる。
定理5 地を囲い易い場所は、生きやすい場所になる。

◆ 地を囲う定理

(1)地を囲う3つ以上の石数の法則

確定地を囲うには、複数の石数が必要である。
定理6 確定地を囲うには、3つ以上の石の連係が必要である。

(2)要石が取られてはいけない法則

地を囲うための左右に広がった、中央に位置する石
定理7 地を囲うための中央の石は絶対に取られてはいけない。

(3)共通領域の法則

戦いで競り合っている共通領域では、
定理8 石の強い方が、相手より多くの確定地が囲える。

◆ 戦いの定理

(1)石の強弱の判定

周囲の状態によって黒白の強弱を判定する。
定理9 生きられる可能性の大きい方が、強い石になる。
定理10 取られるまでの手数が長い方が、強い石になる。