「碁の方程式」(基本編)から生まれた次回テーマとは
  … 囲碁の本質とは 一体何か?

次回テーマ
囲碁理論の概論(碁の本質)

「囲碁ゲームの本質は、
地を囲わせないゲーム」であった。

一般的に囲碁は、「地の囲うゲーム」として考えられています。しかし、ゲーム理論における「着手効率」と「状態変化」の原因から考察すると、その実体は大きく異なり、「地を囲うことを競う」ゲームではなく、「地を囲わせないことを競う」ゲームになっています。

そのため、囲碁の勝敗規定としての捉え方は、

  1. スタート時点において、地の得点として各黒白にて180点の持点が与えられ
  2. 終局時点での残存点が勝敗差になる

というゲームとなり、

  1. 地の得点の加算ゲームではなく、減算されないゲーム
  2. 相手の地を減らす、減算効率を競うゲーム

である、というのがその本質になっています。

「全局的な効率」という視点からみた理論テーマ

囲碁を「全局的な効率」という視点から捉えようとすると、

  1. 目的達成スピード
  2. 手順進行による価値変化
  3. 盤上の石の「確定性」と「安定性」
  4. 確定地が誕生する理由
  5. 勝敗確定がおこる原因
  6. 着手効率が高まる理由
  7. 形勢判断の方法

の、この「7つの基本論理」への理解が必要になります。