構想と戦いのための法則
第1ステップ
構想力を身につけるには、まず自分の打った石が取られないことが最低条件になります。そのため「生きる」ことから学習がスタートし「生きる問題」は、絶対に解かなければならない必須問題になります。このことを通じて
法則 打った石は、取られない
ことがわかるようになり、構想をたてる基礎が出来あがることになります。つまり 構想にとって、「石が取られないように自由に打てる」ことが、第一条件になります。
第2ステップ
第2ステップは、相手が無理な手やミスの手を打った場合に、その「石が取れる」ことが必要になります。この能力が、「形を崩す」、「整形する」という戦いの基本の基礎力になります。そして、攻める目的として
法則 攻めながら、先手で「自分の弱い石」や「弱点」を守る手は最善手になる
このことが、効率の最もよい手であることに気づくようになります。
第3ステップ
先手か後手かによって、着手効率は大きく左右されるため、「生きる」など石の損得に関連した手がない場合には、手抜きによって次の大場に先行できるかによって、形勢が左右されます。大場への先行によって
相手の地の可能性を、減らす
ことができるためです。この大場への先行は、石数が少ない序盤ほど、地の可能性を減らせる量が大きいため、その価値は大きくなります。
またこの他にも、先手によって、
- 生きにくくなった自分の石を守る
- 弱い相手の石を攻める
手が打てる場合も、先手価値が大きい手になります。